スティーブ・エプティング ー 『キャプテン・アメリカ』から『ベルベット』へ


ベルベット』電子書籍版発売記念に、2013年9月に海外のアメコミニュースサイト Comicosity に掲載されたスティーブ・エプティングのインタビューを日本語でご紹介。

2005年に『キャプテン・アメリカ』でライターのエド・ブルベイカーと組み、大人気を博したシリーズを絵にしたスティーブ・エプティング。2013年に再度『ベルベット』でエド・ブルベイカーと共作したいと思った理由は?

Q. 『ベルベット』の制作発表はビッグニュースでした。『キャプテン・アメリカ』でエド・ブルベイカーと一緒に仕事をしてからかなり時間が経ちますが、今なぜ共作しようと思ったのですか?

A. エドとはこの本 (『ベルベット』) を作りたいと過去5年ほど話していた。もっと長かったかな?その間ずっと僕はマーベルとの独占契約があったので、フリーになるまで待たなければならなかったんだ。契約が終わったので、すぐこの本に取り掛かったよ。やっと取り掛かる事ができて嬉しいね。
(注:『キャプテン・アメリカ』での共作は2005〜2008年)

Q. ここ数年の間に、マーベルで最も注目度の高い作品をいくつも手がけてきたわけですが、『ベルベット』およびクリエイター・オウンド (オリジナル作品) の魅力は何だったのでしょうか。

A. 僕は昔から『モデスティ・ブレイズ』のファンで、この作品が実現したのもそのためだ。エドがアイディアを持ちかけてきた時、絶対に僕が絵にしたいと思ったよ。僕の契約が終わるまで (エドが) 待っていてくれて良かった。
(注:『モデスティ・ブレイズ』は1963年から2002年までロンドンの地方紙 Evening Standard に掲載されたコミック。主人公のモデスティ・ブレイズは美女スパイ)

Q. 『ベルベット』は冷戦時代が舞台ですが、この時代に惹かれた理由は何でしょうか?

A. 僕は冷戦時代に限らず、スパイジャンル全体のファンなんだ。でも僕が育った70年代が舞台ということで、個人的な接点がある。あと、あの時代の車が大好きだ。車を描くのは面倒だけど、クールな車を描けるのはいいね!

Q. 『ベルベット』は一から世界を作り上げないといけませんね。既に世界が出来上がっているマーベル・ユニバースを離れるのは楽しいですか?あと、他に『ベルベット』に影響を与えた冷戦時代の要素はありますか?

A. 一から世界を構築するのは確かに新鮮だけど、マーベルユニバースのように確立された世界では、自分でやらなくても、すべてが出来上がっている。キャラクター、乗り物、設定など、何もかも確立されていて、必要があれば多くの参考資料が存在する。(『ベルベット』制作のために) いくつかの映画を観たけれど、特定の作品はないよ。エドは作品の雰囲気を「ジョン・ル・カレが書いたジェームズ・ボンド」だと説明してくれた。

Q. 読者へのメッセージはありますか?

A. 『ベルベット』の作業はとても楽しいよ。できるだけ長く描き続けたいね。

インタビューの原文はこちら

vevet1_coverベルベット第1巻 ビフォー・ザ・リヴィング・エンド

文:エド・ブルベイカー
絵:スティーブ・エプティング
翻訳監修:吉川悠
翻訳:山根真紀

ISBN:978-4-9907983-0-7
定価:1900 円+税

電子書籍版定価:700 円+税

 

 

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Steve Epting (スティーブ・エプティング)

コミックアーティスト。

マーベルと DC で活躍するコミックアーティスト。 インディーズコミック出版社 First Comics への投稿をきっかけにプロデビュー。代表作にアベンジャーズ、X-men、アクアマン他。

マーベルでエド・ブルベイカーと共にキャプテン・アメリカを手がける。ベルベットは初のオリジナル作品。